江田島町切串地区を舞台としたお祭り「切串おかげんさんまつり」。
昨年はお祭り開催2週間前に豪雨災害が発生し、イベント中止を決断。2年分の想いをのせた「切串おかげんさんまつり」が7月13日(土)に開催されます。
「おかげんさんまつり」って?
切串おかげんさんまつりは江田島市江田島町の小さな川で行われる地域行事です。宮島厳島神社の管弦祭が行われる旧暦の6月17日(十七夜)にあわせて毎年開催されます。麦わらで作った舟に願い事を書いた短冊などを飾りつけ、ろうそくを灯して川に浮かべます。
舟に使われる麦は地元産。種蒔き、麦踏み、刈り取り、脱穀までを地域住民自らが行い、その麦を編み、飾りつけ、舟を作ります。
当日は出店やステージイベントなども予定されています。
※写真は「江田島へ行こう」から
豪雨災害を乗り越えて
「おかげんさんまつり」の行われる切串地区は、江田島市のなかでも昨年の豪雨災害時の被害が大きかった地域。
舟を浮かべる長谷川にも、多くの土砂が流れ込んでいました。
地域のみなさんが麦を育て、舟をつくる
「おかげんさんまつり」では、川に浮かべる舟づくりに使う麦を地域で育てています。
豪雨災害のあと、昨年の11月に麦撒きが行われ、今年5月に収穫・脱穀。先月6月には舟の土台づくりと飾りつけが行われました。
※写真は「切串おかげんさんまつり」Facebookページから
麦栽培から舟づくりまで。おかげんさんを通じて地域の多世代が交流し、親から子へ、その文化を継いでいる切串地区。祭りが地域をつないでゆく。素敵なことですよね。
こみみ編集長、ちょっとだけお手伝いしました
実はわたくし、昨年の「おかげんさんまつり」用に「うちわ」をデザインさせていただきました。実行委員の方からお祭りにかける想いを聞き、資料を調べ、うちわを制作しました。
イベント当日に会場で配られる予定だったのですが、豪雨災害によりお祭りが中止。1年間の保管期間を経て、うちわは今年のお祭りで配布予定と聞いております(数に限りがあると思われます)。
ここだけのエピソードを書いておきます。
市役所の職員さんにも、この「切串おかげんさんまつり」の実行委員をしている方がいらっしゃいます。職員さんの机には、昨年の7月からずっと、このうちわが飾られています。あれから1年。豪雨災害を経て、江田島は今、元気でいます。
2年分の想いをのせて。「第47回 切串おかげんさんまつり」は7月13日(土)16時30分より開催です。どうか、天気に恵まれますように。
こみみ情報~
「切串おかげんさんまつり」のお得なこみみ情報です。
チラシ裏面の右上をよーく見てみましょう。
★子ども乗船料 ¥0
まつり当日、切符購入時にちらし又は「おかげんさん」フェイスブック画面をご提示ください。当日の子ども乗船料が無料(同伴者一名につき小児一名)になります。
※切串航路限定
→ 切串おかげんさんまつり Facebookページ