こんにちは、沖美町に住むぼくです。峰尾です。
豪雨災害から7週間。8月ももうすぐ終わりです。
江田島市では、豪雨の7月から一転、雨の降らない8月となりました。なかなかまとまった雨が降りません。土砂くずれの心配がないのでいいのですが、農作物には厳しい天候となっています。この夏は暑いですね。
災害から7週間。島では、イベントが行われたり、この先のイベントが計画されていたり、だいぶ元気が戻ってきました。みんなの笑顔に会えるお店、久しぶりのあの人に会えるイベント。嬉しいですよね。
今回は4組の皆さんを撮らせていただきました。それぞれが語る、江田島の「いま」。ぜひゆっくりと読んで、知ってもらえたら。がんばろう、江田島。ありがとう、江田島。夏を最後まで愉しみましょう。
(撮影 8/18~8/26)
『キッチン&カフェ hama』の吉本幸美さん
大柿町柿浦にある飲食店「キッチン&カフェ hama」さん。日替わりランチが大人気のお店です。
「hama」さんも、豪雨~断水期間中には休業を余儀なくされました。再び営業を開始されるまでには、じつに2週間以上の時間が必要となりました。
「hama」のメニューは2種類。「日替わりランチ(750円)」と、「刺身つきランチ(950円)」。ご飯、お味噌汁、メインのお料理に加えて、小鉢も充実。これで750円とは、ほんとうに良心的な内容です。さらになんと、ご飯のおかわりも自由(!)。野菜も多いので、女性にも人気の高いお店です。
「まだまだ、お店にお客様が戻ってきていないのが現状です」と話してくださった吉本さん。hamaのランチは、元気になります。ぼくら地域おこし協力隊のオリーブチームも、畑作業の合間に訪れては、このランチに元気をもらっています。
ランチは数量限定。売り切れ次第終了です。テイクアウトのお惣菜もあります。心と体がよろこぶランチ。ぜひぜひオススメです♪
キッチン&カフェ hama
江田島市大柿町柿浦2069
電話:0823-57-2211
営業時間:11時から14時・水曜/日曜/祝日定休
土手悠介さん(江田島市社会福祉協議会)
江田島市社会福祉協議会の土手さん。災害ボランティアセンターの一員として、災害直後から汗を流してこられました。
江田島市の災害ボランティアセンターは7月10日(火)に開所。豪雨に見舞われた週末が明けて、すぐの始動でした。すごいスピード感ですよね。
これまで、江田島市社協では他地区での災害発生時に、職員を被災地のボランティアセンターへ派遣してきたそうです。土手さんも、平成25年7月に萩へ(水害対応)、平成26年には安佐南(土砂災害)へ行き、現地の災害ボランティアセンターで経験を積まれてきたそう。
「ボランティアセンター開所前後から、職員たちがそれぞれ自主的に動いていました。自分たちでもとても心強く、誇らしかったです」と話してくださった土手さん。ご自身は、総務班のリーダーとして動いたのち、被害の大きかった切串サテライトセンターへと移られて活動。災害規模の調査から電話対応、ボランティアへ赴く班の送り出しなど、全体の調整作業に加えて、SNSを使っての広報を、センター職員と協働されました。
平時は地域福祉課に属し、地域住民とともに地区の課題探しや繋がりづくりに取り組む「地域テーブル会議」や移動販売を行う買い物支援事業などの担当をされています。「災害が起こって、地域のつながりの大切さを再認識しました」と土手さん。生活支援の活動を通じて日頃から付き合いのあった住民が、地域の情報を寄せてくださったり、ボランティアセンターを手伝ってくださったりもしたそうです。
情報やモノではなく、生身の「ひと」を相手にするお仕事。「時間のかかることですが、これからも、こつこつと足を運び、生活支援と地域のつながりづくりに取り組んでいきたい。改めてそう思っています」と話してくださいました。土手さんのような人材こそが、江田島市の宝だなあと感じました。ありがとうございます。これからも、ご活躍を期待しています。
江田島市社会福祉協議会
http://etajima-syakyo.org/
江田島市災害ボランティアセンター
https://ameblo.jp/etajima-syakyo-chiiki/
https://www.facebook.com/etajima.syakyo/
「柿高フェスタ2018 実行委員会」のみなさん
昨年に第1回目が開催され、今年も9月30日に開催が決定しているイベント「柿高フェスタ」。
島にある唯一の高校「大柿高校」の存続と活性化を願う市民が集まり、イベントを企画。住民のよびかけに、高校はもちろん、市や教育委員会までもが一体となって盛り上がり、昨年行われたイベントには島内外からじつに1,500名以上が来場。大成功に終わりました。
昨年は体育館での「十二単の着装実演」が話題を呼びましたが、今年もそれに負けぬような企画が準備されています。テーマはずばり、「音楽の祭典」とのことです。
発起人である「恵み多き宝の島応援交流隊」の河賀さん(右端)をはじめ、実行委員のみなさんはそれぞれお仕事が終わったあとなどに集まり、毎月会議を重ねています。この日はちょうど、チラシとポスターが完成し、広報折り込み分の仕分けが行われていました。この日参加されていたメンバーの方をパチリ。
大柿高校のグラウンドを会場としたステージライブ、島の物産マルシェなどが予定されている今年の「柿高マルシェ」。9月30日(日)開催です。江田島の「いま」を見れるまたとない機会。ぜひご来場ください。
柿高フェスタ2018 ~ 島民が作る手作りフェスタVol.2
日付:2018年9月30日(日)
開催:10時から15時
入場無料
https://533etajima.com/event/%e6%9f%bf%e9%ab%98%e3%83%95%e3%82%a7%e3%82%b9%e3%82%bf2018/
http://www.facebook.com/events/232921114170869/
「星空映画会」でみなさんと
8月26日に開催された「星空映画会」。天候にも恵まれ、その名のとおり、星空の下での映画上映会となりました。
江田島小学校のグラウンドを会場に、早い時間には「ミニ夏祭り」が開催。島の自慢の出店者さんに加えて、かき氷や金魚すくいのコーナーもあり、会場のどこにいてもみんなが笑顔で、大人もこどもも楽しんでいる姿が印象的でした。
災害が起こったこともあり、今年は入場無料で開催されました。主催団体「呉こどもNPOセンターYYY」さんのお心づかいによるもの。いち江田島市民として、心から御礼申し上げます。どうもありがとうございます。そのおかげさまもありまして、当日は多くのこどもや家族連れが集まり、とても賑やかな映画上映会となりました。
この写真は開場直前。仕掛け人の府川さん(こちらの記事もご覧ください)をはじめ、少人数のスタッフさんと、学生ボランティアさん、そして出店者のみなさんとで、パチリ。豪雨にも負けず開催を決断した府川さんの気持ちに応えるように、たくさんの方が関わるイベントとなりました。
そして。写真をようく見てみてください。みなさんの左肩のそで。「がんばろう江田島」のハートのバッヂをみなさんが付けてくださっています。このバッヂ、実行委員のみなさんがわたしたちに内緒で準備してくださいました。驚きました。やれ、うれし。
たくさんのこどもたちがグラウンドに座って映画を眺めている光景。忘れられない時間となりました。運営のみなさん、出店者のみなさん、お疲れさまでございました。どうもありがとうございました!