【笑顔スナップ】 #がんばろう江田島 その2

こんにちは、沖美町に住むぼくです。峰尾です。

豪雨災害から4週間。1ヶ月です。あっという間ですね。今もまだ、落ち着かない状況で毎日を過ごされている方も多いことと思います。島の皆さんの毎日の生活に、心の平穏が戻ってくることを願っています。
 
今週も、みなさんの笑顔が見たくて、島をめぐってきました。
少しはみだして、隣の島まで行きました。
 
飲食店さんでは、やはり、まだまだ客足が戻っていないのが現状のようです。特に夜は、ご飯を食べに出歩くのを控えようという気持ちが働いちゃうかもしれないですよね。一方で、少しずつ少しずつ、「こんなときだからこそ、島を元気にすることをしたい」という気持ちも出てきているように感じます。
 
ひとに会って、おひとりおひとりの想いに触れ、「ああ、良い島だなあ」と、何度も何度も思っています。皆さんはどうですか?
 
1ヶ月。もう、1ヶ月。まだ、1ヶ月。
今週は5組の皆さんを撮らせていただきました。がんばろう、江田島。ありがとう、江田島。

(撮影 7/30~8/4)


『旬彩』のおふたり

島の中央、ゆめタウンの近くでお店を営む「旬彩(しゅんさい)」。昼は、小鉢も嬉しい定食、夜はお酒を飲みながら、絶品の和食をリーズナブルなお値段で楽しめる人気店です。観光客の来店も多いお店。締めのお茶漬けがまた美味しいんです。
 
断水で1週間ほどお店を休業したのち、営業再開されたのは7月17日(火)。「地域のつながりの大切さをあらためて感じました」と大将。お昼も夜も通常営業に戻られていますが、「まだまだ、客足が戻ってきていないのが正直なところです」と話してくださいました。飲食店の皆さんの現状を知ると、胸が詰まります。
 
「災害があったからこそ、地域のつながりがまた深くなっていくと思っています」と、前向きな言葉を聞かせてくださいました。ぼくもそう思います。こんなときだからこそ、美味しいご飯で元気になる。お酒を飲んで、明るくなる。そんな時間もいいものですよね。わしらの島の、大事なお店さん。お刺身も揚げ物も、本当に美味しいんです。ぜひぜひ旬彩へお出かけください。

島の台所 旬彩
広島県江田島市江田島町江南1-2-16
電話:0823-42-0320
営業時間:昼 11時~14時/夜 17時30分~22時・毎週水曜・第3火曜定休

※参考:島の台所 旬彩(しゅんさい)/江田島へ行こう
 


岡野数正さん(江田島市議会議員)

江田島市議会議員の岡野さん。江田島町幸ノ浦地区にあるご自宅は、幸いにも豪雨の被害がなかったそうです。地区の安全を確認したのち、現在は市内全域から寄せられる住民の声に耳を傾け、現場確認と市役所への報告と要望に走り回っていらっしゃるご様子でした。
 
もともと、江田島の消防本部に勤務し、消防長~市の危機管理監として汗を流してこられた岡野さん。いわば、防災・災害対策のプロフェッショナルです。お話を伺っていて、豊富な知識とお知恵に、とても心強く感じました。
 
市民・地域と議会と市役所、それをつなぐ役割を果たしてくださっている岡野さん。
「今こそ、『オール江田島』でがんばりましょう!」。やさしくも力強いお言葉。ぐっときました。よろしくお願い致します。

岡野数正
https://blogs.yahoo.co.jp/etajimatrek


『ETJM人材サービス』のみなさん

島の便利屋「ETJM人材サービス」。呉市から江田島市に移住した熊本さん(中央)を中心に、島の若者で結成されたグループです。島に住む30代を中心に、幅広いメンバーで活動されています。
 
ETJM人材サービスも、豪雨のあとは災害復旧現場でフル稼働。前週までの重機を使っての土砂撤去に続いて、この日は、新たにつくる残土置き場のための樹木の伐開をされていました。作業が無事に終わったようで、この笑顔。この日のメンバーは、よっしーさん、熊本さん、そして柴倉さん。
 
「島の孫の手企業」を名乗っているETJMさん。メンバーの様々なスキルは、災害復旧現場でも大活躍。土建屋さんたちともまた違う動きの出来る島の若者たち。頼もしいですね。これからも期待しています。

ETJM人材サービス
https://etjm.jimdo.com/
https://www.facebook.com/ETJM.ISLAND/


『天仁庵』 数田祐一さん(音戸)

江田島のお隣、倉橋島音戸にある「天仁庵」さん。1882年創業の老舗呉服店を改装し、カフェ営業と生活雑貨販売などをされています。
 
江田島市と同様に、音戸地区もこのたびの豪雨により断水に見舞われました。その影響で休業を余儀なくされていた天仁庵さんは、断水解消後の7月20日(金)に営業を再開。現在は通常営業に戻られています。
 
地元の旬な食材で作られるランチには、一部江田島の食材も使われています。生活雑貨コーナーにも、江田島関連の商品を見ることが出来ます。呉市と江田島市。行政区は異なりますが、訪れるたびに、能美島・江田島と倉橋島の近さを実感します。
 
ランチやカフェタイムにほっとひと息つける場所であり、ていねいな暮しに寄り添う道具や雑貨などを楽しめるお店でもあります。天仁庵さんのようなお店の役割は、こんなときだからこそ、光り輝いてるなあと感じます。舌と目、空気で感じる豊かさと贅沢。ほんとうに、素敵なお店です。
がんばろう、江田島。がんばろう、音戸。

天仁庵
広島県呉市音戸町引地1-2-2
電話: 0823-52-2228
営業時間:10時30分~18時・木曜定休
http://tenjinan.jp/
https://www.facebook.com/tenjinan/


府川 渚さん

澤医院(大柿町)で医療ソーシャルワーカーとして働いている府川さん。ご自宅のある江田島町切串地区は、このたびの災害で最も被害の大きかった地区のひとつ。府川さんも、水が溢れるなか、自家用車を高台に動かし、お子さんたちとともに豪雨の夜を過ごされたそうです。
 
勤務先の澤医院の周辺でも冠水があったそうですが、幸いにも大ごとにはならず、7月10日(火)から通常の診察を再開。この夏の暑さもあって、熱中症の患者さんが増えていると話してくださいました。
 
「地域の方のあたたかさを実感しました」 豪雨のあと、ご近所の方が食材のおすそ分けを届けてくださったことなどを振り返り、府川さんは話してくださいました。「こんな大変なときに、周りのひとのことを気遣える。すごいなあと思いました」。ほんとうに、素敵な方が住む素敵な地区、素敵な島です。
 
府川さんといえば、江田島で夏に行われている「星空映画会」の仕掛け人さんです。豪雨の影響を考え、たくさんたくさん悩んだそうですが、今年も開催を決断されました。「呉こどもNPOセンターYYY」さんのお気持ちにより、今年は入場無料で開催されます。『星空映画会2018』は8月26日(日)開催。いくつかの出店も予定されているようです。夏休みの最後、みんなで元気に屋外で映画。ひとが集まって、顔を見る。みんなで前を向いて、同じ映画を観る。忘れられない1日になりそうですね。

澤医院
https://etajima-sawa-clinic.com/
 
星空映画会
日にち:8月26日(日)
上映作品:実写版「忍たま乱太郎」
会場:江田島小学校グラウンド
出店:あり
https://hoshizoraeigakai.jimdofree.com/


 
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【スナップ】 #がんばろう江田島 その1